2009年04月26日(日)〜05月02日(土)

 

 
「花畑牧場 地元感謝祭」に中澤裕子・安倍なつみ・藤本美貴・里田まい出演決定
「MELON LOUNGE」6月19日(金)開催決定(ゲスト未定)
MS IGLOO 2 重力戦線 第3巻「オデッサ鉄の嵐」
30年目のイデオン
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 2009年冬にアニメ化決定
ガンダム30周年
 

 
「和夫です ・・・えー、先週分をご覧いただいた方にはご承知のとおり、今日はマイパートナーである成義くんが欠席です なので、今週はゲストを呼びました 俺の中学高校の同級生です」
「あ、どうも 徹といいます いつも和夫がお世話になっております」
ハロプロでは誰が好き?」
「は? なんだよ、いきなり」
「いや、ここハロプロのブログだからさ、一応聞いておこうかなと思って」
ハロプロって、モームスとかのこと?」
「うん、まあ」
「そしたら・・・うーん・・・ゴマキかな」
「この反応でだいたい察していただけたかと思いますが、徹はハロプロをまるで知りません」
「うん」
「なので、今週はつたない点が多々あると思いますが、どうか温かい目で見守っていただければと思います」
「え、ちょっと待って」
「なんだ?」
「これから何すんの?」
ハロプロの話題を俺が出すから、それについて2人で語るんだよ」
「語れねえよ ハロプロ知らないっつってんのに」
「いや、何でもいいんだよ 知らなきゃ『知らない』の一言でもいいし」
「そんなんでいいのか? つうか完全にミスキャストじゃねえの? 俺」
「いいんだって たまには非ヲタの意見も面白いんだってば」
「ホントかよ」
「んじゃ、さっそく今週も行ってみよ!」
 

 
「花畑牧場 地元感謝祭」に中澤裕子・安倍なつみ・藤本美貴・里田まい出演決定
 

 
「まずは、徹にもわかりやすそうな話題から」
「うん わかる」
「4人ともわかる?」
「わかるよ 特に後ろ2人は、よくテレビで見るし」
「あ、テレビ見るんだ」
「まあ、ホントはあんまり興味ないけどさ、カミさんも子供もバラエティ大好きだから一緒に見てる」
「うわ、なんだよそれ 気持ち悪い」
「なんでだよ」
「なんか『いいパパやってます』みたいな徹とか、見たくねえんだよ」
「卑屈だなあ あいかわらず」
「部屋にこもって一日中プラモ作ってたおまえは、どこ行ったんだ? え?」
「いつの話だよ それ」
「え、じゃあ、今は作ってないのか?」
「いや、仮組みぐらいはしてるけどさ、それでも年に2〜3個ってとこかな 子供できてから特にそうなんだけど、自分の時間が作れなくてさ」
「おいおい〜 そんな人生でいいのか?」
「一生独身のままプラモ三昧よりは、遥かにいいだろ」
「けっ! 小市民に成り下がりやがって!」
「おまえも俺もずっと小市民だろうが」
「あー、やだやだ 家族でWiiFitとかやってる徹なんて、もういやだ」
「なんで知ってんだよ」
「ホントにやってんのかよ ・・・あー、マジ凹むわー」
「性根が腐りきってるな 和夫は」
「じゃあ、気を取り直して次の話題!」
 

 
「MELON LOUNGE」6月19日(金)開催決定(ゲスト未定)
 

 
「えーと、どこから説明すればいいかな・・・ えっと、メロン記念日は知ってる?」
「なんとなく聞いたことあるかな」
「じゃあ、メロン記念日の歌とかは知らないか」
「知らない」
「メンバーの名前も?」
「知らない」
「そっか・・・まあ、そのメロン記念日がメロンラウンジっていうイベントをやるわけだけど・・・ おまえ、まさかクラブイベントとか行ってないよな?」
「行くわけねえだろ 子持ちの公務員が」
「だよな ・・・ていうかさ、今のモームスで名前知ってる子いる?」
里田まい
「・・・あー、ツッコむのも嫌になる回答きたわ・・・」
「あ、あと、あれ なんだっけ・・・やぐちひとりに出てる子」
「おまえ、わざと言ってんだろ ・・・どっちにしろ不正解だけどさ」
「あと、ほら、あのー ヘラヘラしたウエンツみたいな子、いるじゃん」
「ウエンツ?」
「ほら、えーと、女の子向けのアニメでさ、レボリューションとかなんとかで、朝の番組にも出てて・・・」
「ストップ! そこでストップだ! 小春ヲタだけは敵に回したくないからな」
「あ、そうそう、小春ちゃん
「しまった・・・名前出してもうた・・・」
「娘がよく見てるんだよ あのアニメ」
「ふーん でも今月で連載終わったけどな」
「なんでそんなこと知ってんだよ」
「ヲタだから」
「そんなことばっかり追っかけてないでさ、婚カツでもしろよ」
「うわ! うわうわうわ!」
「なんだよ」
「“コンカツ”て! マスコミの造語なんぞ使いやがって! 気持ち悪い!」
「おいおい、こっちはゲストで呼ばれて来てんのに、なんでさっきから気持ち悪い連呼されなきゃなんねーんだよ」
「あー、もうダメだ 今日のハロプロの話題は、これでおしまい!」
「え、こんなんでいいの?」
「ホントはもっと用意してたけどさ、たとえば『矢島舞美の17's』って言っても、おまえわからないだろ?」
「ああ さっぱりわからん」
「だから、もうこの際、ガンダムの話をしようと思う」
「いいのか?」
「いいんだよ 久々に会ったんだし、積もる話もあろうて」
「UCのアニメ化とか?」
「そうそう」
「ダブルオーの話とか」
「いや、それはいらない」
「だと思った」
「というわけで、これから先はガンダムとかの話をするので、ご了承ください」
 

 
MS IGLOO 2 重力戦線 第3巻「オデッサ鉄の嵐」
 

 

 
「徹も見ただろ?」
「もちろん」
「さすが」
「どうよ?」
「まあ、“イグルーだな”って感じ?」
「だな 他に言いようがない」
「なんかIGLOOってさ、EVOLVEの延長上のアニメって感じじゃね?」
「あー、CGで動かしてくれればそれでいい、みたいな?」
「そうそう ストーリーはオマケで入れました的な」
「まあ、わかるけど、俺は演出も好きだな」
「どのへんが?」
「たとえば今回のはさ、思いっきり第一次大戦を意識した作りになってんじゃん」
「え、ぜんぜん気づかなかったけど ていうか第一次大戦とか、よく知らないし」
「えーと、まず、戦闘機やら攻撃機やらの類が少ない」
「あ、それは俺も思った」
「最初にコアファイターとガウがちょっとだけ出るけど、あとほとんど出ないじゃん」

「ていうか、オデッサ作戦ってフライマンタが主力のはずだったのに、時代の流れでどんどん変えられていくよな」
「いつの間にかジムが主力に置き換えられてるしな んで他にも、大砲の撃ち合いになってるとこも第一次大戦っぽい」
「ビッグトレーとダブデか」
「そう そんで、塹壕もあり、火炎放射器もあり、でさ」

「あ、でも、塹壕って歩兵の隠れ場所だろ?」
「うん ずっとそこで砲撃の音聞いてると精神異常になるんだよな シェルショックとかいって」
「でも、IGLOOの塹壕ってさ、モビルスーツの落とし穴に使ってたじゃん」

「そうそう 『罠だー!』って言いながら落ちてってさ、そこは大笑いしたよ」
「やっぱさ、有視界戦闘で人型ロボット使ってるってことはさ、落とし穴が有効なんだな」
「うん 『網で捕獲』とかでも、いけるよな」
「なんかさ、そういうアホなのでもいいから、もっとアイデア出してほしいよな 最近のガンダムには」
「わかる」
「ワッパに乗った歩兵でモビルスーツ倒すとか、それすらないじゃん」
「なんだろうな 作り手にそういう意気込みがないのか、バンダイが『MS同士で戦わせときゃいいんだよ』って押さえつけてるのか」
「あるいは、その両方か」
「ま、なんでもいいよ 俺はIGLOO面白いと思えたから」
「面白いとこが幾つかあれば、ツッコミ所が多くても許せるよな」
「そうそう 叩かれる要素ってのは何にでもあって、ただ、それが目立つってことは、面白さがないだけのことなんだよな」
「要は、『つまらないから叩かれる』に尽きる、と」
「うん その点、IGLOOはアホに徹してていい」
ガンタンク爆走された時点で、文句言えねえもんな」

「なに急いでんだよ、ガンタンクで ってことだもんな」
「なんだろうな、あのセグウェイに通じる悪ふざけ感」
「あー、セグウェイわかるわー」

「伊集院がラジオで言ってたんだよ 『セグウェイで葬式とか来られたら嫌だよな』って」
「はははっ すげーわかる」
「もうね、あと何年たとうが、ガンタンクはずっとその扱いを受け続ける宿命なんだな」
「そうだ、今年はガンダム30周年なわけだ」
「ああ」
「そこでさ、最近イデオンを見始めたんだよ」
「ほう ガンダムじゃないものを」
「いや、俺さ、今までガンダムしか見てなかったからさ、ちょっとは他の富野作品も見ておこうと思ったんだよ」
「それはいい心がけだ 特にイデはナイスチョイスだ」
「そしたら、そのイデオンが面白いのなんのってさ・・・」
 

 
30年目のイデオン
 

 
「だから、昔から口をすっぱくして言ってただろうが 『イデは面白い』って」
「あれ、そうだっけ?」
「覚えてないのかよ・・・」
「いや、和夫は何でも『面白いから!これ面白いから!』ってすげー勧めてくるから、一々おぼえてねえんだよ」
「マジかよ」
「んで、イデオンだけどさ、なんなの?あれ」
「何って言われてもなあ」
「ツッコミ所がハンパなくあるだろ」
「あー、まあ、そうだな」
「今ちょうど6話まで見たんだけどさ、白旗あげたら『降伏』じゃなくて『宣戦』の意味にとられたって話があってさ・・・」
「あー、あったな 救いようのない話だ」
「もう、完全にコントとしか思えないわけだよ それこそドリフとか、ひょうきん族みたいな」
「ずいぶん古いもん出してきたな 言いたいことはわかるけど」
「でもさ、よくよく考えてみると、争いごとの発端ってのは、そういうちょっとした食い違いで起こるもんだよな、って思えてきて、また面白くなるわけだよ」
「たしかに、富野が言いたかったことはそうなんだろうけど しかし、白旗が『相手を根絶やしにする』意味ってのは、笑うしかないよな・・・」
「あとさ、最初イデオンの操縦席って、すげー粗末なんだよな」
「そうだっけ?」
「なんか、パイプ椅子みたいなのに座ってんだよ コスモが」

「あー、これは覚えてなかったわ」
「んで、その後ちゃんとした椅子に取り替えるんだけどさ、その時点で普通のアニメじゃねえな、って思ったわけよ」
「たしかに、ロボットの内装を変えるってのは珍しいかもな」
「他にも、イデオンの記念すべき最初の一撃がゲンコツだったりさ、バッフクランの連中も母星を“地球”って言ってたりさ、出てくる人間がすぐケンカしたりさ・・・」
「そうそう 血の気の多さがすごい」
「コスモなんて主人公のくせして、泣いてる赤ん坊に向かって『うるせー!』って怒鳴るし」
「何回も怒鳴ってたな」
「そんで、途中からロッタに無視されんだよ」
「あー、あったわ、それ」
「なんなんだよ、あのコスモの常にイライラしてる感じ」
「いや、コスモだけじゃなくて、みんなそうだろ」
「そうだけどさ、せめて主人公ぐらいはちゃんとしろよ、ってあるじゃん」
「それだと、ターンエーのロランくんになっちゃうだろ」
「いいじゃん ロランで」
「いや、違うんだな そこは、もっと先まで見ていけば徹にもわかるだろうよ」
「ふーん じゃ、期待しとくわ」
「・・・そっか、イデオン来年で30周年になるのか」
「ファーストの次の年だからな」
「なんかやるかな?」
「お台場に等身大イデオンとか?」
「さすがに無理だろ 100メートル以上あるし」
「じゃあ、ABCメカで置いとけばいい」

「あー、なるほど ・・・って、それはそれで、めっちゃ地味だろ」
「うん 地味っていうか、知らない人がそこ通ったら『うわ! なにこれ!?』ってなるよな」
「あれも悪ふざけ感が強いよな」
「ああ あんなおもちゃ売れるわけねえよ」
「そりゃあ、打ち切りになるわな」
イデオンって、何話で打ち切られたんだっけ?」
「39話」
「あー、ファーストより短いのか」
「そう しかも、あの唐突な終わり方ったら・・・」
「おいおい、ネタバレすんなって」
「あれ? ラスト知らない?」
「テレビ版のほうは知らないんだよ」
「そっか まあ、たいした終わり方でも・・・」
「だから言うなって!」
「はいはい、わかりましたよ」
 

 
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン) 2009年冬にアニメ化決定
 

 
「で、ユニコーンはどうよ?」
「あ、悪い 俺さ、ぜんぜん読んでないんだわ」
「1ページも?」
「うん」
「マジで? ガンダムの小説なら全部読んでただろ?」
「ああ」
「しかも、福井の小説も好きとか言ってたじゃん」
「そうだな」
「じゃあ、なんでだよ」
「一気に読みたいから、完結するまで待ってる」
「あー・・・そういうことか」
「と思ってたら、アニメ化とか出てきて、ちょっと揺らぎ始めてる」
「だいぶ前から噂あっただろ ていうか、アニメ化しないわけないし」
「富野がガンダム35周年にどうとか言ってたからさ、てっきりそこでやるもんだと思ってた」
「いやいや、35周年ってのは、単なる禿の希望だろ」
「それはわかってるよ それと、富野に作ってもらいたいっていう俺の願望も込みでな」
「そうだな、福井も期待してただろうに」
「和夫は読んでるん?」
「いや、俺も実は1巻までしか読んでない」
「なんだよ」
「安彦の絵じゃなくなるって知ってから、一気にテンション落ちてさあ」
「あー、やるせねえよな、その件は」
「トニたけに引き継がせるんなら、まだ良かったんだけどな」
「いや、それはノーセンキューだわ」
「だめかー」
「んで、この古橋っていう監督さ、知ってる?」
「知らん」
「脚本の“むとうやすゆき”ってのは?」
「知らん」
「だよなあ こういうとき、ガンダム以外のアニメも見とかなって思うよな」
「今さらだよ、それは 35歳からのアニヲタとか、狂気の沙汰だろ」
「んでさ、ユニコーンって評判よくないん?」
「え そうかな・・・UCヲタには受けがいいと思ってたけど・・・ あ、UCってユニバーサルセンチュリーのほうな」
「あくまでネットでの話だけどさ、けっこう悪く書いてるのをたまに見るんだよ」
「どうなんだろうなあ・・・シャア板とかも最近みてないから、よくわからんわ」
「なんだっけな、いろんなガンダム作品からいろんな要素を引っ張ってて、その辺の整合性がおかしいとかなんとか、っていうのをどっかで読んだんだけど」
「え、そうだったかな・・・普通にアンバックって単語が出てきたのは、ちょっと『お?』って思ったけど」
「ふーん」
「まあ、でも、ザビ家とか過去の遺産まで使ってるのも、叩かれる要素になってるかも」
「やるなら完全新作で、って?」
「それも厳しいだろうから・・・なんだろうな・・・クロボンとかで」
「今さらクロボンもないだろ」
「じゃあVあたり?」
「それもイマイチだな つうか、またモトラッド艦出すのかよって思うと、ゲンナリする」
「あ、わかった イデオンの続編がいい あ、いや、続編じゃなくて、第6文明人に接触したあたりの話とか」
「だから、イデオンの商品展開は無理だって」
「そうだよなあ・・・あー、なんだろ、この息詰まり感」
「俺はけっこう期待してるんだけど」
「徹はいつもそうだよな」
ガンダムって名前ついてたら、なんでも楽しめる人間だから」
「そこがすげえよ ガンダムDDだな」
「DD?」
「誰でも大好きの略だ アイドルヲタがよく使う言葉」
ガンダムに“誰”っておかしいだろ 作品が単位なのに」
「じゃあ、ガンダムらしくSDとかにしとくか ・・・さ・・・し・・・・・・すべからく大好き、とかで」
「いいよ無理しなくて 略す必要もねえし」
「だめかー」
 

 
ガンダム30周年
 

 
「さて、30周年なわけだが」
「うん」
「徹的には、どうよ?」
「何もない って印象かな」
「同感だな」
「20周年のときのほうが、いろいろやってなかったか?」
「99年だから・・・ターンエーの頃か」
「そうそう そんで、G20とかいう雑誌出したり」
「あー、あったあった! なんか薄っぺらなやつな」
「いや、読める箇所も多少はあったけど、まあ、オシャレ感満載だったのは否めないな」
「やたらガンダムをファッション感覚で流行らそうとしてたのは、なんとなく覚えてる」
「まだヲタが世間に認められない時代だったからな」
「そうだな それが今じゃ、アイドルまでがヲタで売るようになってなあ・・・」
「あー、俺そういうの苦手だわ」
「俺も」
「え? おまえ、アイドルヲタなのにダメなん?」
「あー、なんていうかなあ・・・複雑なんだよ、そこは」
「どういうことだよ」
「徹さ、能登有沙って子、知ってる?」

「知らない」
「名前も聞いたことないか? ダブルオーの特番出てたはずなんだけど」
「特番? ・・・正月のか?」
「そう 俺は見なかったけど、たしか土田と半田健人と・・・あと忘れたけど、それと一緒に出てたのが能登っていうアイドルの子で」
「あー、あったな ・・・あ、わかった」
「思い出したか」
「あのパンチラの子だな?」
「は? パンチラ?」
「あ、パンチラはしてないけど、パンツが見えそうだとかで話題になってた」
「マジで ・・・・・・頑張りすぎちゃったのかな、能登さん・・・」
「で、その子がなに?」
「あ その能登って子はハロプロでさ、その、能登有沙という人そのものは好きなんだけど、明るくヲタ宣言しちゃってるのが、どうも肌に合わないっていうか・・・」
「それってさ、ガノタだったせいで日陰者の生活してた人間としての嫉妬じゃねえの?」
「いや、それだけじゃなくて、ガンダム観でも相容れない存在っていうか・・・」
「怖いねえ ファースト原理主義者は」
「あ、でも、その子のおかげで、俺はガノタを卒業できたんだよ」
「は? 卒業?」
「彼女みたいな若い子がガノタになってくれたほうが、ガンダムにとっていいことなんだって気づいたのさ」
「おまえも十分キモいぞ、和夫」
「いや、マジメな話さ、そうやって考えるようになってから、ガンダム芸人とか言ってる連中も許せるようになったんだよ」
「あー、おまえこないだ会ったとき、延々と『品川とかいう奴が』って愚痴ってたっけ」
「あ、品川だけは、本人が謝るまで許すつもりねえけどな」
「品川への憎しみがハンパねえな」
「徹も見たことあるだろ? ガンダム芸人とか言ってキャッキャしてんの」
「何年か前のアメトークだろ? 見たよ」
「あれさ、全然おもしろくなかったろ」
「そうか?」
「だって、覚えてきたセリフ言い合ってるだけの企画とか、俺ら向けじゃないじゃん」
「だから、それはガンダム知らない視聴者向けだからだろ」
「そう、そうなんだよ 番組のターゲットは、あくまで非ヲタだから、そのセリフをそのキャラがどういう心情で言ったのか、なんて討論するとこまでやる必要はなくて・・・って、おまえ、それいつ気づいた?」
「いつって、そう思いながら見てたけど」
「マジで」
「誰でも思うだろ つうか、あの番組の○○芸人って、そういうもんだから」
「なんだよ・・・俺が何年もかかって辿りついた所を、おまえはとうの昔に過ぎ去ってたってのか・・・」
「いや、それは、和夫がテレビ知らなすぎなだけだろ」
「はぁー、ダメだあ・・・俺ぁ、なにやってもダメな男ずらぁ・・・」
「あ、そういえば、ずっと気になってたんだけど」
「あー、早くMANO-DELIに逃避してーなー・・・」
フランダースってさ、あっちのほう?」
「・・・あ?」
「だから、ブログペットの“フランダース”って名前 Vガンのか?って聞いてんだよ」
「おお! 設置して1週間も経ってないのに、こんな早く正解が出るとは!」
「なんだ、俺が来るってわかってて仕掛けたのかと思ったのに」
「いやいや、さすが徹だよ フランダースから名作劇場に行かないってのは、並みの人間にはできない」
「並みの人間“以下”だけどな」
「いやー、ホントありがとうな」
「なんで感謝されてんのかよくわからんけど、まあ、喜んでもらえたなら何よりだ」
「じゃ、今週はこの辺で ・・・カサレリア」
「カサレリア」