「和夫です」
「徹です」
「さ、新年あけましたけれども」
「おめでとうございます」
「今週もね、成義くんがいないんで、徹に来てもらいました」
「いいのか? 俺ハロプロの話できねえけど」
「いいんだよ 今日は別の話だから」
ガンダムか?」
「そうそう ま、去年は30周年ってことでね、みなさんもガンダムに触れる機会が多かったと思いますけれども」
「俺らは、あんまりピンと来てないけどな 毎年ガンダムガンダムだし」
「そんなガンダム30周年も終わって、いよいよ2010年の幕開けですよ! これ!」
「今年ってなんだ? ダブルオーの劇場版?」
「いや それはどうでもいい」
「やっぱり ・・・じゃあ、ユニコーンか?」
「それも違くてだな・・・」
「あ 和夫、ユニコーン読み終わったん?」
「まだ4巻までしか読んでない」
「遅ぇよ」
「なんかさ、あれあんまり面白くなくね?」
「ずいぶんとストレートに来たな」
「箱がどうとか言ってるけどさ、正直どうでもいいって感じだし」
「あー たしかにそこは弱いかもな」
「どっちが箱とろうが、どうでもいいわ、みたいなさ 『なんのために戦ってんだよ』ってとこはブレンパワードに似てるかも」
ブレンパワード見たことないから、わからん」
「しょうがねえな ガンダム以外の富野作品も見とけって言っただろが」
「和夫と違ってヒマじゃねえんだよ こちとら大晦日まで仕事だったしよ」
「ていうかな、今年はユニコーンだけじゃなくて、もっと大事な一年になるんだよ わからんか?」
「他になにかあるか?」
「忘れてるだろ 大事なものを」
「あ、そうか ガンプラ30周年だな?」
「あ? ・・・まあ、それも大事じゃないわけじゃないが・・・」
「いやー、去年のVガンは驚いたよな」
「ああ なんだかんだで、年末はいつもサプライズ用意してくれるよな」
「今年は何だろうなあ やっぱガンキャノンの2.0かな?」
「その線はクサいな」
「その前にジム2.0ベースのバリエーション出るかな」
「しかし、その前に忘れちゃならんのは、旧ザク2.0だろ」
「和夫はホントに旧ザク好きだな」
「もうね、高機動型とかグフより先に旧ザク出せってんだよ まったく」
「一般とは逆の需要だな」
「ていうかガンプラだけじゃなくて! 2010年だぜ? なんの年だ?」
「なんだよ もうわかんねえよ」
「考えろって 徹ならわかるはずだから」
「・・・うーん・・・・・・ガンダム31周年?」
「惜しい!」
「ボケたつもりが惜しいのかよ」
「ほとんど正解といっていい」
「じゃあ、なんだ? ゼータ25周年?」
「正解は、イデオン30周年でした!」
「・・・なんだよそれ それじゃ何でもアリじゃねえか エヴァ15周年でもいいだろうし」
「ちがうの! イデオンなの!」
「・・・で? 30周年に何かあるわけ?」
「このブログでイデオンをプッシュする!」
「ああ」
「去年よりも!」
「・・・それだけか?」
「はい!」
「・・・つうか和夫、ガンヲタじゃなくてイデオンヲタになったのか?」
「いいや 今も昔もガノタだけど」
「じゃあ、なんでイデオンイデオンうるせーんだよ」
イデオンは凄い作品なんだけどな、それでも好きなのはガンダムってことよ」
「どういうことだよ」
「だってよ、イデオンって格好わるいじゃん?」
「ああ」
「子供のころを思い出してみろよ 誰もイデオンの話なんてしてなかったろ?」
「まあ、当時5〜6歳だったしな あれは普通にダサかった」
「そこなんだよ だからガンダムは凄い」
「おいおい、さっきイデオンが凄いって言ってただろ なに意見変えてんだよ」
「だから違うって イデオンは凄いけど、ガンダムも凄いってことよ」
「なんだよそれ じゃあ最初っから比較すんなって話じゃねえか」
「いやいやいや えーとな、話としてはイデオンのほうが凄い ガンダムより遥かにな」
「そうか? あんまりそう思えないけどな・・・」
「あ 徹おまえイデオン見始めたって言ってたよな」
「ああ でも途中で止まってる」
「どの辺で?」
「なんか・・・ザクのスパイクシールドみたいなの被った重機動メカが体当たりしてくるあたりかな」


「ロッグマックか」
「名前は覚えてないけど・・・ なんか、ひどい戦法だなと思って、それっきり」
「いや、そこがガンダムと違うとこなんだって イデを倒すよりパイロットを不能にしたほうが楽だろって発想でな」
「そりゃ違うだろうな 片やモビルスーツで、こっちは『遺跡』だもんな」
「そうそう、遺跡なんだよな そこが子供にウケなかった」
「なんか腋の下から変な粉みたいなの吹き出してるしな」

「去年の夏のガンダム特番でさ、高橋良輔が言ってただろ? 『ガンダムは子供にウケたのが凄い』って」
「高橋って、ボトムズの監督か」
「そう 彼もさ、ボトムズとかダグラムとか、大人向けのリアル路線で人気になったんだけど、やっぱりガンダムの子供人気には敵わないと思ったんだろうな」
「でも、どうなんだろうな・・・ ガンダムはあの“ブーム”があったから見てた、ってとこもあるしなあ」
「いや、それがあったにしてもだよ、子供に『ガンダムかっこいい』って思わせたのは安彦の働きがあってのことだろ?」
「うーん・・・まあ、そうなるかな」
「だから、ガンダムは凄ぇってことよ」
「・・・ん? 今年はイデオンって話じゃなかったのか?」
「ああ だから、今回は『イデオンは格好よくねえぞ』ってことを伝えた」
「そんなこと、見りゃわかるだろが ガンダムなんて持ち出さなくてもよ」
「ところがな、見ていくうちにだんだんイデオンが格好よく見えてくるんだな」
「ホントかよ・・・」
「ま、その辺はまた追々しゃべっていくんでね、今日はこのへんで」
「あ? もう終わり? アイドルの話とかしなくていいのか?」
「いいのいいの 今年はイデオン!ってことで また来週」
イデオンをフィーチャーしていくブログか・・・ ま、誰も付いてこれなくならない程度に頑張れよ」