成義の日記 2010年03月03日(水) 17時50分

 
よかった!
今さっき、徹さんから「とにかく大丈夫だから安心してほしい」ってメールが来た!
やっぱり思い過ごしだったんだ!
事情は書かれてないけど、そのメールがとにかく嬉しい。
 
今日はほとんど寝れなくて、その後バイト、そして横浜のベリイベに来たわけだけど、もうずっと気分が落ちつかなかった。
バイト中も、何度かミスったし。
正直、会場入りしてからもテンションが全然あがらなくて、楽しめなかったらどうしようって、ずっと悩んでた。
 
それが、開演まであと少しっていう今、徹さんからメールが来た。
来てくれた。
うーん、さすが徹さん、ナイスタイミング!(会ったことないけどw)
これでベリに集中できる!
 

成義の日記 2010年03月03日(水) 01時00分

  
事故の可能性を考えた次の瞬間には、PCのメーラーを開いていた。
他人のメールソフトを見ることに後ろめたさを感じる余裕は、そのときには無かった。
アドレス帳を開く。
誰でもいい、カズさんのこと聞ける人を探さないと。
 
カズさんのアドレス帳は、ラジオ番組のアドレスばかりで埋め尽くされている。
しかも、放送終了した番組のものまで残っているから、それ以外の、カズさんの友達や家族、知り合いなどのアドレスを探すのが、とてもたいへんだった。
一つ一つ丁寧に調べること10分、ようやく辿りついた。
「徹」という名前のアドレス。
 
僕がいないとき、カズさんとブログで話していた人だ。
たしか同級生で、ガンダムが好きだったはず。
その人なら、何か知ってるかもしれない。
とにかく、「徹」さんにメールを送ろう。
 
メールの文章を作るのに、だいぶ時間がかかった。
なにせ、自分でも状況がわからないことを説明しなきゃいけないから、難しい。
何度も書き直したり、普段使わないような「夜分遅くに失礼します」といった、大人の人に対しての書き方もしたものだから、メールを送信した頃にはももちのラジオが終わりかけていた。
 
あれ、ももちなんで声が変なんだろう、とぼんやり思いながら、少しだけ気持ちが落ち着いたような、まだ落ちつかないような、そんな感じのまましばらくカズさんの部屋に残った。
なっきぃのラジオも、ぼんやりしながら聴いた。
そろそろ帰ろう。
 

成義の日記 2010年03月02日(火) 23時00分

 
急に何かが頭の中で引っかかった。
 
昔、なにかの刑事ドラマでみたシーン。
遺留品の本に、しおりが挟まっているのに気づいた刑事が一言。
「自殺する人間が、本にしおり挟むか?」
 
そこに重なったのは、カズさんの部屋のラジオとPC。
何故つけっぱなしなのか。
何故ラジオを録音しているのか。
 
冷静に考えて、カズさんは帰ってくるつもりで出かけたはずだ。
じゃあ、今どうして居ないのか。
やっぱり、ただ仕事が長引いてるだけなのか。
でも、そしたら、遺言ファイルの意味は?
 
いや、考えてる場合じゃない。
なにか事故が起こってる可能性があるじゃないか。
僕の早とちりかもしれないけど、でも、出来る限りのことはやらなきゃ。
やれるだけのことを。
 

成義の日記 2010年03月02日(火) 22時30分

 
カズさんのPCにあった遺言という名前のtxtファイルには、僕宛てのメッセージがあった。
その後には、カズさんが書いたとは思えないほどしっかりした定型文で、相続の内容が続いている。
驚くのも不思議だけれども、相続人にはカズさんの姪(お兄さんの娘)が書かれていて、今まで知らなかったカズさんを見た気がした。
 
この遺言を見てから、頭の中でいろんなことがグルグル回っている。
まさか、あのカズさんが。
なんで?
なんで今なの?
なんで僕に一言もないまま?
 

遺言.txt

 

 
きっとこの遺言は、部屋の鍵の場所を唯一知っている成義くんが最初に発見するだろう。
だから、成義くんに向けて書き残しておこうと思う。
 
2年前、雀荘で流れたスペジェネの曲にあわせて完コピする成義くんを見て、コイツ只者じゃないなと思ったのが最初の出会い。
そして昨年から2人で始めたブログ「ヲタな奴ほどよく喋る(仮)」。
在宅ヲタで、ヲタの知り合いもいなかった俺には、それまでにない新たなヲタ生活となった。
 
成義くん。
君に言いたいことは、ほとんど喋ってきたつもりだ。
伝わっているかどうかはわからないが、あのブログにはそれが詰まってるはずだ。
だから、改めて言うことは、特にない。
 
俺は10年近くハロヲタとしてやってきた。
古いヲタだ。
今やハロプロも新しくなり、ヲタも成義くんのような新しい層が入ってきている。
幕引きにはちょうどいい。
いつまでも古い人間がのさばり、若い人間の理想や楽しみを奪うような真似は、見苦しい。
そう、それは地球の重力に魂を引かれたアースノイドと同じ。
 
こんなときまでガンダムの話でスマン。
 
では、最後に一言だけ。
 
がんばれよ。
 

 

成義の日記 2010年03月02日(火) 22時00分

 
起立!礼!着席!」フォルダには、ベリがデビューしてから5年分の音源が詰まっている。
いくつか聴いてるうちに、なつかしい気分になった。
 
2006年10月に放送された「小型マッサージ器をつけてるのは誰〜れだ」を聴いて、あれ?こんなのあったっけ?って思いながら、それでもちょっとドキドキして聴いてみると、全然フツーだった。
「くすぐられてるのは誰〜れだ」のときは凄かったけど、このときはマッサージ器をつけてる梨沙子が演技で平静を装ってたから、特に凄いこともなかったんだってことを、聴いてみて思い出した。
 
すっかり昔のベリを堪能した後、ラジオの音源とは別のディレクトリに「遺言」という名前のtxtファイルを見つけた。
他になんのファイルもない場所に、たった1つだけ「遺言」ファイルがあった。
急にざわざわっとした気分になる。
遺言て。
死ぬ前に書くやつでしょ。
カズさん、なんでそんなの書いてるの。
ここしばらく居ない理由って
え、ちょっと
 
怖くてファイル開けない。