ガンダムUC、2010年春にOVA化
富野由悠季総監督のショートフィルム「リング・オブ・ガンダム」 GyaOで配信中
 

 
「和夫です」
「どうも、和夫の同級生の徹です」
「成義くんが『℃-uteの日なので欠席します』とか言って、どこかへ行ってしまったので、今日は予定を変更してガンダムの話題を取り上げたいと思います」
「先月のBIG EXPO、お疲れっした」
「や、こちらこそ、車で運んでもらって助かりました」
「しかし、人が多すぎて疲れたな」
「平日だってのに、大人いすぎなんだよ」
「俺らだって大人だろうに」
「そりゃ違ぇねえ」
「ま、生トミノが見られたのは良かったよな」
「それ目当てで行ったようなもんだし」
「冷静に考えると、60過ぎたジジイを目当てにするってのも気持ち悪い話だな」
「ああ あのイベントも、あやしい宗教団体みたいになってたもんな」
「大富野教 in ビッグサイト、ってところか」
「なんだかんだ、30年でけっこうお布施を払っちゃってるよなあ・・・」
「これからもブルーレイでどんどん吸い取られていくんだろうなあ・・・」
「なんでこんなことになったんだろうなあ・・・」
「生まれた時代のせいだろ・・・」
 

 
ガンダムUC、2010年春にOVA化
 

 
「いまさらな話題だけど、OVAで出すよって正式なアナウンスがあったんで」
「だから言ったじゃねえか 『今さらテレビで宇宙世紀はねえだろ』って」
「うるせえな テレビシリーズってニュース見ちゃったんだから、仕方ねえだろ」
「和夫は昔から踊らされるのが得意だよな」
「踊らされて何が悪い!?」
「ブライトっぽく言っても格好つかねえぞ」
「くそう」
「つうかよ、小説は読んでるん?」
「まだ2巻の途中」
「全然じゃねえか」
「徹はどうなんだよ」
「ぜんぶ読み終わった」
「なにい!? こないだ全く読んでないって言ってただろ?」
「だから、その後から一気に読んだ」
「マジかよ で、感想は?」
「あ? ・・・あー、ネタばれしないで感想言える自信ないから、やめとくわ」
「なんだよ めちゃ気になるな」
「・・・あれ? フルフロンタルの声、池田秀一かよ」
「今ごろ気づいたのかよ」
「あ、つうかさ、宇宙世紀大全って番組あったじゃん」
「BSで20時間やってたやつな」
「あれでさ、閃ハサを池田秀一が朗読してたけど、何なんだあれ」
「あれは意味不明だったな しかも読み上げた部分が思いっきりネタバレだし」
「視聴者のターゲットが初心者なのか玄人なのか、よくわからなかったな」
「まあ、そう言いつつ見ちゃうんだけどな」
「ああ 毎年トトロ見ちゃう子供と一緒だな、俺ら」
 

 
富野由悠季総監督のショートフィルム「リング・オブ・ガンダム」 GyaOで配信中
 

 
「こっちはあんまり話題になってないような気がするんだけど」
「あ、俺も知らなかった」
「なんだよ 徹も老いたな」
「同級生に使うセリフじゃねえぞ、それ」
「ていうか、せっかく有明まで行って見たってのに、結局ネット配信されるのかよ・・・」
「いいじゃねえか 少しだけ早く見られたってことで」
「ま、どうせ盗撮動画とか流れるんだろうな、ぐらいには思ってたけど」
ユニコーンのプロモアニメなんか、禁止されてるのに思いっきり撮影してるヲタが何人もいたな」
「若い係員の兄ちゃんも対処しきれなくて、かわいそうだったな」
「しかし、このリング・オブ・ガンダムって、よくわかんねえよな」
「そりゃあ、ショートフィルムだし」
「いや、30周年で公開したっていう意味が伝わってこないんだよ」
「意味? そんなの無いんじゃねえの?」
「えぇ・・・ そうなのかよ・・・」
「いや、富野の考えてることなんて、わからんけど」
「なんかなー、ターンエーと同じじゃねえの?って感じがしてならないんだな これ」
「何なんだろうな RX-78に乗ってるのも、わかんねえし」
「つうかな、素直に新作ガンダム作ってくれよ、って話なんだよ」
「結局そうなるか」
「このままじゃリーンの翼が遺作になっちまうし」
「でも、なんだっけな、富野も新作は用意してるとか何とか、ネットで見たけどな」
「マジで」
「ロボットものかどうかもわからんけど、とりあえず全体主義をテーマにするとからしい」
「ホントかよ また踊らされてるんじゃねえだろうな」
「その可能性もある」
「確定するまで待っとくのが、大人だろうが」
「ワクワクした気持ちを抑えられないのが、ヲタだろうが」
「しょうがねえな和夫は」
「あ、あとな、BS11ダブルゼータ始まるから、見とけよ」
「なんで今さらZZだよ」
「プレリュードZZからやるんだからな!」
「いいよそれは 当時のガッカリ感を思い出したくねえし」
「いやいや、今こそZZを見直す時期なんだよ 新訳Zによって存在価値が薄れてきてる今だからこそ・・・」
「あの主題歌もイケすかねえよな “アニメじゃない”って」
「そこも見直すんだよ 秋元康が何を思ってあれを作詞したのか、そこから現在のAKB48までどう繋がっていくのか・・・」
「ついていけねえよ、もう」