第4回 Berryz工房 DVD MAGAZINE Vol.4

 


 
「成義です」
「和夫です」
「始まりました、DVDを見直す会 今週は、2006年春ツアー『にょきにょきチャンピオン』で発売されたBerryz工房 DVD MAGAZINE Vol.4 です」
「あー、フットの岩尾さんがテレビで言ってたやつか にょきにょきって」
「数あるベリのDVDでも、最高傑作と評価されてるのが、今回のDVDマガジンなんですけど」
「え、そうなの? 4回目でもうクライマックスかよ」
「いやいや、その後のもちゃんと面白いですから」
「あやしいなあ」
「じゃ、カズさんからお願いしますよ」
 

和夫's EYE

 
・まるでコントのような料理風景
 

 
カレー作りに挑戦するは、清水さん、夏焼さん、菅谷さん。
ここで、清水さんに異変が見られる。
 

 
「カレー作りが初めて」だと言う清水さんは
残念ながら、あまり役に立てないのである。
 

  
逆に、一番年下であるはずの菅谷さんが
見事とは言えないまでも、包丁を扱っている。
夏焼さんも、的確に指示を出しながら
カレー作成の進行役を務める。
しかし清水さんは、どこかのチームのサイドバックのごとく
機能していないのである。
 
無論、常にグループの長として、小さな身を粉にしながら
努力する清水さんについては、把握しているつもりだ。
だが、その真面目なイメージが強ければ強いほど、
この風景が面白く見えてこよう。
 


 
なんとか威厳を保とうとする清水さん。
しかし、彼女が頑張ろうとすればするほど、
空気が重くなっていき、軽く無視される場面さえ訪れてしまう。
 
昨今のバラエティ番組では、トークが中心となっているが、
今一度コントの素晴らしさを、この作品で確認していただきたいと
願ってやまない。
それほどまでに、完璧なコントなのである。
 
・本気なのか
 

 
ヨーグルトを大さじ一杯とろうとする菅谷さん。
そこで清水さんは、お玉を差し出す。
 
どう考えても、ボケである。
ツッコんであげるべき、ボケである。
 

 
しかし菅谷さんは、年長者への気遣いなのか
『お玉に汚れが付いている』と、やわらかい指摘をすることで
お玉からの回避を試みる。
 

 
さらにその後、正しい大さじを説明するのだが、
清水さんの返答は「そっちにする?」。
まるで、「あー、その方法もアリっちゃあアリだよね」と
言わんばかりの返しである。
 

 
そして、洗い終わったお玉が、丁寧に置かれる。
 
どうしても、お玉を使えというのですか、清水さん。
 
・嗣永さんの声
 

 
海に向かって叫ぶ、という企画が行われた。
 

 
そして、マシンで測定した結果、嗣永さんの声量が
最も大きいとされたのだが、この判定に
本人も含めたメンバーたちは、驚きの声をあげる。
それほど大きな声には聞こえなかったからだ。
 
ひょっとすると、人間の耳には聞こえない音を
嗣永さんは発しているのかもしれない。
そう、それは、公園から若者を排除するために開発された
モスキート音を発声する機械のように。
そして、我々ヲタを魅了する効果が、その音に隠されている
のかもしれない。
 
坊主めくりの奇跡
 

 
盛りだくさんの内容で進んできた今回のDVD。
終盤に用意された企画は、なんと、坊主めくりだという。
 


 
そして、この坊主めくり、ものすごい盛り上がるのである。
なぜだ。
なぜ、坊主めくりで、こんなにも――。
 
どのように計算されたかは、わからない。
しかし、この坊主めくり、素晴らしい企画だと認めざるを得ない。
 
ブラボー、坊主めくり
ブラボー、坊主めくりを企画したスタッフの人。
 

成義's EYE

 
・ちぃの熊井ちゃん愛 Part2
 

 
オニゴッコで鬼になったちぃは、
熊井ちゃんばっかり追いかけますw
 
そして、鬼になった熊井ちゃんも、ちぃを追いかけるんですが
 

 
ほとんど逃げないちぃ!w
どんだけ熊井ちゃんのこと好きだよww
 
・しっかり者の年下メン
 
カレーライス作りで、梨沙子は包丁を上手に使っています。
そして、炒め物の味付けを忘れていたことに、最初に気づいたのも
梨沙子でした。
 

 
一方、クッキー作りをする茉麻熊井ちゃん
ここでも、年下の熊井ちゃんが、しっかりリードしています。
 
ちょっと普段では見れない感じが面白いですね。
 
・ビーチでの運動
 

 
海辺でもオニゴッコをするんですけど
砂地だけに、みんなスタミナの消耗が激しいです。
なんか、運動部の夏合宿的なw
 
・「ぬあっ?」
 

 
名言ですね。
みやは、ときどきこういう名言を出してくれます。
 
それにしても、これで中一って、信じられない美貌ですよね・・・w
 

総括

 
「ほら、やっぱりボリューム満載になったでしょ」
「まあ、なんていうか、変な意味で裏切られたDVDだった」
「あれ、ダメでしたか」
「いや、面白かったよ 面白いんだけど、アイドルとしての面白さじゃなくて、なんかこう、人間クサさが漂うドキュメンタリー的な面白さっていうか・・・」
「カレー作りのとこ?」
「そう もうね、清水さんの好感度すげー上がったわ」
「ええ? 梨沙子じゃなくて?」
「菅谷さんは普通にやさしいだけだから、意外性はなかった」
「いや、料理が上手とか、佐紀ちゃんに気を使ってあげてるとか・・・」
「それに引きかえ、あの清水さんだよ 年下2人がテキパキ料理してて、自分だけ何もしないわけにいかなくて、どうにか頑張ろうとするんだけど、結局うまく出来ないっていう」
「ちょっと見てるのがつらくなりますよね」
「いやいや、そこにヒューマンドラマがあるんじゃんよ がんばれば頑張るほど悪い方向に進んでいっちゃうっていうね、その、年上であるが故の悲哀というかな・・・」
「どういう見かたしてんすか まあ、でも、いつもと違う佐紀ちゃんが見れたっていうのは、わかりますけどね」
「今回のMVPは、文句なしに清水さんだな!」
「え なんですか、急に」
「では清水さんには賞品として、MGゴッグを贈与しまーす」
「プラモデルとか、絶対ほしくないでしょ あ、ひょっとしたら、佐紀ちゃんのお兄さんがガンダム好きかもしれないけど・・・」
「じゃ、成義くんはこれを清水さんに届けてくれたまえよ」
「嫌ですよ 事務所に郵送するのも面倒だし、会場に持ってくのも恥ずかしいし」
「清水さん、おめでとうございまーす」
「だから、送りませんよ」